本日の物語。「今日の一護一笑」の主人公は昨年11月に満100歳の誕生日を当施設にて迎えられたご入居者(以降Aさん)さん(*´ω`*)
Aさんは満100歳を迎えられた後も身の回りの事や他ご入居者の方との関りも持たれながらご自身のペースで過しておられました(*´ω`*)
ただ、やはりご高齢という事もあり、また梅雨明けからの気温湿度の変化などの環境の変化も重なって、少し食欲が落ちておられました。
そんな時、職員よりAさんに、「何か食べたい物ありますか??」とうかがうと、
「”かっぷらーめん”が食べたい・・・。」と一言。・*・:≡( ε:)
職員はその言葉に驚きつつも考えました。ここで考えられる選択肢は大きく分けて2つ。
①消化にも悪いし、栄養も偏るし・・カップラーメンは食べない方が良いと説得しよう(栄養補助ドリンクなどの代替え品を提供しそれでも食べられないようなら医療機関での点滴も検討)。
②本人が食べたい物を食べられるタイミングで少しでも食べて頂こう!!
①と②の選択・・・。
皆様ならどちらを選ばれるでしょうか??
勿論どちらを選ぶにしても、Aさんにとって”今この瞬間”において笑顔になれるのは何方の選択かといったご本人の意向に沿うのと同等に大切なことはご家族の意向です。
この状況をご家族にもお伝えし返ってきた言葉は・・。
「高齢でもあるので、本人が食べたい物を食べさせてやってください。」
という事で( ✧≖´◞౪◟≖`) キラッ
ご希望通りカップラーメンをお持ちすると、満面の笑みを浮かべられながら、
「ホントに持ってきてくれたんね~~。嬉しいわ~~☆」とズルズルっと一口・・
ズルズルズルっと二口
ズルズルズルズルっと三口・・・・・( ;゚∀゚)アララ…あっという間になくなってしまうのではww
という勢いで召し上がられ、
「美味しいね~~☆゚・*:。.:(゚∀゚)゚・*:..:☆」
とこの笑顔(≧∀≦)ノ))
決して①の選択が間違っているわけでもなく、また今回選択した②が完全な正解かどうかは分かりません。
”100人居れば100通りの介護”
があり、また人の思いも人それぞれです。
”介護”にとって重要な事は、(介護者)自身の価値観や知識、経験などで正解を決めるのではなく、それぞれご入居者皆様の、その一瞬一瞬の思いを汲み取り、ご本人らしく生活できるベストな支援は何かという事を日々考え続ける事ではないかと思います。
これからもご入居されている皆様が主体的に、なにより今この瞬間を楽しんで頂けるよう考え続けて参ります<p>Σd=(・ω-`○)グッ♪</p>
(補足ですが、カップラーメンを召し上がられた後、食欲も徐々に回復し、通常の食事も食べられるようになられたそうです( *^皿^))
追伸:
このお話を書いている時、ふと数年前に書かせて頂いた『お寿司へ行こう物語』を思い出しました。(その時の記事はコチラ↓↓↓)
食べ力!!これぞ元気の源!!!ですね( ✧≖´◞౪◟≖`) キラッ
皆様もまだまだ危険な暑さが続きます。
くれぐれもお体おいといください( *・ω・)*_ _))ペコ