☆★あかしあ流”働き方改革2020”★☆COVID-19(コビッド・ナインティーン)《新型コロナウイルス感染症》対策版

■■■2019年12月以降、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について、国内でも関連する患者の発生が次々と報告され、4月17日には全国に緊急事態宣言が発出されました。この間にあかしあ大河として様々な取組みを行い、またご家族の皆様のご協力により施設内への感染を防ぐことが出来ました。しかしこのウィルスとの闘いは現時点において終息する見込みはなく、感染の第二波や第三波といった波が来ることが予測されます。そこで第二波に備えるべく以下に記す『あかしあ流働き方改革COVID-19対策版』を実行致します。■■■

 

①施設内コミュニケーションツール『インカム』システム導入

現在当施設における各職員間の連絡ツールとして使用している固定電話のみの連絡体制を拡充すると共に各フロア間の不要な移動頻度を減少させる事により、当施設本年度の目標である時間短縮の実現及び新型コロナウィルス感染予防及び感染拡大防止への効果を期待。

導入時期:令和2年6月9日(現在活用中)

 

②体温測定及び入苑管理の為のAI体温検知カメラの導入

1:新型コロナウィルス及びその他感染症予防及び拡大防止対策として

施設玄関(風除室)にてご家族及び各業者の入苑時の体温測定(体表温度)を自動測定(マスク未着用者に対しては音声でマスク着用を促す機能有)、発熱リスクのある方を事前に検知する事で施設内にウィルスを持ち込まれる事を入口で防ぐ。

※将来的には機器と自動ドアの電子錠とを連結させ、本カメラにて測定し、発熱リスクがない事が確認された場合にのみ自動ドアが開くよう設定予定。(メーカー開発中)

2:常時のセキュリティ強化対策として

本機器は顔認証システムも導入されており、顔と氏名を登録しておくことで誰がいつ何時に来苑されたか記録してデータを残す事が出来る。この機能によって、事務所に職員が不在時にも自動で記録を残すことが出来ることから常時のセキュリティの強化にも繋がる。

※当施設面会制限解除の際に全ご家族に通知し、初回の来苑時に本機器にて登録させて頂く。

 導入時期:令和2年6月17日(現在活用中)

 

③在宅ワークの拡充及び定着

現在一部の職員に在宅ワーク制度を適用しているが、今後も在宅ワークの業務内容を拡充させていく予定。

 

④Web会議用アプリケーション(ZOOM)を使用しての面談及び面会を継続

1:施設入居や退院前などに実施されるご本人面談や各種会議に関して、今後もZOOMを利用し実施する事をあかしあスタンダードとする。これにより会議に参加する職員の感染リスクを下げ、且つ在宅ワークとして面談を行う事も可能になる。

効果:移動時間の短縮(交通費及び人件費節約)

新型コロナウィルス感染予防

在宅ワークの拡充

 

2:今後面会の制限は段階的に解除されていくが全面的に以前のように開放する事は現時点では困難である為、ZOOMでの面会というこのシステムは継続。

 

⑤介護マイスターの養成及びそれに伴う奨励金制度を活用しての処遇改善  

ひろしま介護マイスターとは、介護技術・知識に優れ、職場内でリーダーシップを発揮する極めて優秀で信頼のおける介護職員のことです。広島市では、国の「介護プロフェッショナルキャリア段位制度」に基づき、レベル4の認定を受けた介護職員及び評価者(アセッサー)の資格を取得した介護職員を「ひろしま介護マイスター」として認定。

■■介護マイスター認定要件■■

1:あかしあ大河に3か月以上継続して週20時間以上勤務する介護職員であること。
2:介護プロフェッショナルキャリア段位制度に基づきレベル4認定を受けた者。
3:介護プロフェッショナルキャリア段位制度に基づき評価者(アセッサー)の資格を取得した者。                                                 4:人材育成の基本方針に則った人材育成が出来る者として施設長の推薦を得た者。

※介護プロフェッショナルキャリア段位制度については下記URL参照

https://careprofessional.org/careproweb/summary

奨励金について…

介護マイスターを養成した介護サービス事業所を運営する法人に対し下記奨励金が交付される

レベル4認定者    10万円

評価者(アセッサー) 10万円

レベル4認定及び評価者(アセッサー)  20万円

当施設としてはこの奨励金を認定者へ全額給付予定。

※レベル4認定者への10万円給付の内訳:認定者8万円 認定を行った評価者2万円

効果:介護マイスターとして自身のスキルが公的に認定される。

レベル認定を受ける事で介護士個人としての質、また施設全体の質が向上。

奨励金が全額給付される事で(介護福祉士)資格取得への意欲が向上。

 

⑥新型コロナウィルス感染症罹患のリスクに備える各種制度の理解及び拡充

1:業務中に新型コロナウィルスに感染した場合は労働災害として認定される事となった。

(補償内容)

■必要な治療費全額給付

■休業中の賃金8割給付

■後遺症が残った場合は一時金や年金を支給

■本人死亡の場合は遺族年金の対象

(労災認定の条件)

■明らかに業務外で感染した可能性がなく、職場以外に感染の疑いがない場合の感染。

 

2:業務外に感染した場合は「傷病手当金」が支給

(補償内容)

■休んだ日が連続して3日間あったうえで4日目以降休んだ日に対して支給

■支給額の目安は、給料(月給)の3分の2 ※正確な金額は個別に要計算

 

3:あかしあ大河独自の保証

新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえて政府が介護職員に支払う新たな給付金について、厚生労働省が検討している制度として、感染者が発生した、あるいは濃厚接触者に対応した介護・障害福祉事業所の職員に20万円を支給する。感染者、濃厚接触者がいない介護・障害福祉事業所で働く職員には5万円を支払う。いずれも「慰労金」という名目で、事務職員も対象に含めるという制度の調整がなされているが、介護施設従事者が施設での勤務を続けていくには上記保証では不足していると考える。

そこであかしあ独自の保証として損害保険(傷害保険)に加入する事を決定。

☆あかしあ流保証 令和2年8月1日より保証開始。

 

4:各種保険に関するセミナー開催

日時:令和2年7月14・15  15:30~(介護付有料老人ホームあかしあ大河一階多目的スペース)

※当日出勤していない者は自宅からZoomでのWEB参加可。

目的:現在のこのコロナ禍において自分の身を守る為の保証について見直すきっかけ作りとして開催。

 

⑦飛沫感染防止アイテム導入

1:事務所と風除室をつなぐ応対窓にアクリル板もしくは透明シートを設置

2:面談時などに使用する携帯式アクリル板ついたて

 

今回のこの働き方改革実施には新型コロナウィルス感染症の影響が大きくかかわっていますがこのようにその時々の情勢に合わせ今後も柔軟且つ迅速に体制を変革していき、職員一人一人が安心して勤める事が出来る職場を目指し精進して参ります。