本日ご紹介する記事は、あるご入居者の挑戦です。
人はみな、生まれた時からそれぞれの人生の最終着地地点である”死”に向かい、進んでまいります。
誰もが「健康で長生きしたい」と思うはずです。
しかし、その思いとは裏腹に、病気や事故、その他いろいろな状況により、生活を継続していくために、誰かの支援を必要とされる方も多くおられるのもまた事実。
そんな中、私たち介護施設で出来る事は、ご自身なりの”暮らし”を継続して頂くためにはどうすれば良いのかという視点に立ち、安易で不必要な介助を行うのではなく、少しでもご自身の残された機能を最大限に活かせる環境を考え続ける事ではないかと思います。
そして今回ご紹介させて頂く方は、お一人での歩行は難しい為、移動の殆どを車椅子にて行っておられる方です。
ご家族のご意向としては『少しでも歩いてもらいたい』との思いでした。その思いを受けて、ご本人の残された機能や意思の疎通の状況などを踏まえたうえで、どうすれば良いか・・と検討を重ね、ある福祉用具の使用を試してみることに(-_-)/~~~ピシ
商品名は『セーフティ ウォーカー』
今回デモンストレーション用の機器を、OG技研株式会社広島営業所の那須さんにご用意いただき、実際に説明を受けながらその方に乗って頂きました(*´ω`*)
どのような用具か、簡単にご説明いたしますと、サドル付きの歩行器です・・・・・(簡単すぎますかw)
このセーフティウォーカーは歩行時の膝折れやバランスを崩した時転倒などを予防し、歩行に疲れたら少しサドルに座って休むことも(*´ω`*)
そして慣れてきたら少しずつ、サドルを離し、ご自身の足で歩いて頂く時間を増やしていくようなイメージでしょうか。
今回初めて使用したため、若干後傾で、サドルにしっかりと腰を下ろしておられますね( *´艸`)
それでも少し歩くと腰も上がり、ご自身の足で歩かれました★
そして何よりの成果は試乗が終わって感想です(涙)
「(歩くのが)楽しかったよ★」とニッコリ笑顔
どんな良い機械があったとしても実際にチャレンジする方の”心”が動かなければそれはただの鉄の塊になってしまいます。
私たちが大切にしている言葉
「体を動かすにはまずココロから」
この言葉の大切さを改めて実感させて頂きました(∩´∀`)∩