本年は格別のご愛顧を賜り、厚くお礼申し上げます。
今年一年を振り返ってみますと、一昨年と同様に全世界が新型コロナウィルスの猛威に晒され、これまでの“当たり前の日常”が一変したのみならず、感染拡大が収まり終息していくと思われた矢先に新たな(新型コロナウィルス)変異株が出現するなど、各方面で感染症の余波に翻弄された一年ではなかったかと思います。
当施設におきましても様々な感染症対策を講じて参りましたが、全国的な感染再拡大の状況下において急遽実施する事となった面会制限措置を始め、その他の対策に関する説明等に際し至らない点も多々あり、ご入居者及びご家族の皆様には大変なご心配とご迷惑をおかけ致しました。このコロナ禍においては今も尚、感染症予防及び感染拡大防止対策を徹底し、じっと耐え忍ばなければならない時ではないかと思いますが、そんな中でも12月より施設内へ入苑されての面会を再開出来た事は、コロナ禍を乗り越え前に進んでいく為のとても大きな一歩となったのではないかと思います。
今後もこの”一歩”を確実に積み重ねて行くと共に、より質の高いサービスを提供出来るよう努めて参ります。
そして、この介護事業そのものを次の世代へとより良い形で引き継いでいく為にも、”これまでの常識”といった固定観念に囚われる事なく、私達が”今できる事”や”やるべき事”は何か?と常に考え続け、必要な事を柔軟かつ迅速に実行していく体制を整備し、”持続可能な介護事業”を展開していけるよう精進して参ります。
最後になりましたが、一日も早い新型コロナウィルス感染症の収束を願うと共に、来年もより一層のご支援を賜りますよう職員一同心よりお願い申し上げます。